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007へのオマージュ エクストリームスポーツのヒーローがスカウトされスパイとして秘密任務を遂行していくアクション作品。 逆転の発想かもしれないがスケートボードやモトクロスバイク等、派手さと危険が売りのエクストリームスポーツはアクション作品にはうってつけだ。実際、大脱走の名シーンを現代風にリメイクしているのはあっぱれである。またエクストリームスポーツがストリートの趣味的要素から生まれている事により、ある意味、純粋にスポーツというよりカルチャー・ライフスタイルといった意味合いの方が強いかもしれない。となれば技術の優越は別にして、ひとつの種目しかやらないのではなく、ある程度いくつかの種目を嗜んでいる事から、本作の主人公のようなスーパーマンがいても良いとは思う。ヴィン・ディーゼルを主役にしたのも正解だろう。彼の容姿にはストリートを感じる。 で内容なのだが、スパイアクション作品で007を意識してしまうのは仕方ないのだが、ここまで007チックなのは恐れ入った。銃や車の秘密兵器、Qのような存在のトビーもそうだが、冒頭のパラシュート・アクションは「私を愛したスパイ」であろう。ただ、パラシュートの柄が残念だと思っていたらクライマックスでやってくれた。作り手の遊び心が感じられる。 |
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