自分勝手な映画批評
マーサの幸せのレシピ マーサの幸せのレシピ
2001 ドイツ/オーストリア/イタリア/スイス 105分
監督/サンドラ・ネットルベック
出演/マルティナ・ゲデック セルジオ・カステリット マクシメ・フェルステ

キャリアウーマンに足らないモノ

2007年にハリウッドで幸せのレシピとしてリメイクされたドイツ映画。

女性が社会的地位を築くのは大変な事だ。男性以上に確固たるブレない信念を持ち、時には意地を張り、虚勢を張らなければいけないのかもしれない。そんな主人公マーサは大人になりきれていない、ある意味子供なのだ。だから姉の娘リナを引き取り衝突するのも、子供相手に戸惑うだけではなく、自身が子供だからこそなのだ。しかし陽気な伊達男により心の鎧が解かれていく…。

主人公マーサをマルティナ・ゲデックが好演。独身キャリアウーマンの悲哀・悩みを上手に演じている。セルジオ・カステリット演じるマリオのつかみどころのない大人の男も魅力的。ハリウッドリメイク版と見比べるのも面白い。


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★前田有一の超映画批評★

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