どろろ ２００７　日本　１３８分 監督／塩田明彦 出演／妻夫木聡　柴咲コウ
	手塚治虫の人気漫画を人気俳優で再現 手塚治虫の漫画を原作とした作品。およそ美男・美女の人気俳優が主演とは思えない程、おどろおどろしいシーンが続く。本作はＰＧ−１２指定である。 日本の時代劇のスタイルをとっているが、時には中国風、時には西部劇風と無国籍な印象を受ける。そもそも日本の時代劇が必ずしも正確に時代描写している訳ではなく、時代に合わせて変化している。例えば「お歯黒」は江戸時代では既婚女性の証しであったが、現在の時代劇ではその描写はほとんど見られない。あまりにも逸脱していれば問題ではあるが、エンターテイメントとして現代風、あるいは現代でより楽しめるようにアレンジするのはかまわないのではないかと私は思う。 そんな舞台設定や豪華な俳優陣も相まってスケールの大きな作品に仕上がっている。ストーリー自体は悲しく切なく重い雰囲気に包まれた作品なのだが、柴咲コウ演じるどろろのキャラクターがどん底の暗さから救ってくれる。				＞＞ＨＯＭＥ ＞＞閉じる
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