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一番最初に描いた夢を、あなたは今も、覚えてる? 若き女性4人の夢と日常を中心に描いた青春群像。厳密に言えば、映画と言うのは反則だろう。本作以前にDVDで5話分(各70分)のエピソードがあり、そちらを観てからではないと作品の全体像は把握できない。 まず目を引くのが、大塚愛の演技力。彼女はシンガー・ソングライターとして多くが知るところであるが、本作で見せる彼女の演技力も申し分ない。パフォーマーとしての実力を十分に発揮している。主役4人を囲む脇役陣も芸達者を揃え、豪華で安心感を与える。 美女4人が集まるのは現実的ではないのかもしれないが、内容自体も彼女達に負けず劣らず綺麗だ。夢に向かう真直ぐな若者達の想いは美しい。それをストレートに描く本作は、すがすがしくて爽快だ。本作を観ると青春とは、掛け替えのない時間なのだと改めて思い知らされる。 前述のとおりDVDがあるので、合計すると8時間近くある。従って、見応えは十分にあり、主役4人の個々のエピソードが詳しく描かれている。 監督の永山耕三は「東京ラブストリー」「ロングバケーション」等を手掛けたフジテレビの人間。ただ、私は本作から、丹羽多聞アンドリウ製作のTBSドラマと似たような雰囲気を感じた。 |
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★前田有一の超映画批評★ |
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