自分勝手な映画批評
幸せのちから 幸せのちから
2006 アメリカ 117分
監督/ガブリエレ・ムッチーノ
出演/ウィル・スミス ジェイデン・スミス

親子の絆が掴んだサクセス

どん底の生活から這い上がるサクセスストーリー。最近あまり言わなくなったがアメリカンドリームとも言える。主演のウィル・スミスが実子のジェイデン・スミスと親子役で共演したことも話題となった。

勝者と敗者のプロセスの違いは何か? 明らかに努力が足らない等明白な場合もあるが、もしかしたら紙一重なのかもしれない。結果として成功すれば見習うべきプロセスとなり、失敗すればしてはいけないプロセスとなる。もちろん失敗には原因があり、そこから学ぶべきかと思うが、成功はもしかしたら神の思し召しとか日頃の行いとかいった類いなのかもしれない。

主人公のクリスはイイ奴だ。努力もしている。そんな男が頑張っているなら応援したいし、報われれば嬉しく思う。残念ながら実際は報われない事も多い。しかしクリスのひたむきな姿と精神力は見習うべき代物。成功の秘けつはそこなのかもしれない。

本作を見て少し違和感を感じたのは世間の対応。日本でああいう人物がいたら白い目で見られかかわりたくないと思うのではないか? 誰にでもチャレンジできるからこそアメリカンドリームの国なんだと強く感じた。


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