自分勝手な映画批評
恋愛小説家 恋愛小説家
1997 アメリカ 139分
監督/ジェームズ・L・ブルックス
出演/ジャック・ニコルソン ヘレン・ハント グレッグ・キニア

これぞハリウッドのロマンティックラブコメディ

脅迫精神症の小説家と気の強いウェイトレスの一風変わったラブストーリー。まるでモンローやヘップバーンの往年のハリウッド映画を思わせるとてもロマンティックで上質なラブコメディ。様々なタイプの映画があるが、この手のタイプの映画の面白さはハリウッドの独壇場。エンターテイメントの素晴らしさを見せつけられたような作品だ。

主人公の小説家メルビンは皆が認める変わり者だがウェイトレスのキャロルも十分変わり者。そんな二人は設定自体がコミカルでチャーミングなのだが、ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが演じると一層魅力を増す。思わず笑ってしまうシーンが満載。シリアスになるのかな? と思うシーンでも結局笑ってしまう。本作でジャック・ニコルソンとヘレン・ハントは第70回アカデミー賞の主演男優賞、主演女優賞をそれぞれ受賞した。ちなみにこの年は大ヒットした「タイタニック」と同年。別にオスカーを取ったからといって単純に優れてるとは言わないが、強敵相手の評価は興味深い。

ふと日本のヒットドラマのモデルになったのではないかと思える作品。


>>HOME
>>閉じる



★前田有一の超映画批評★

おすすめ映画情報-シネマメモ