|
||||||||||||
ただ、ひたすら、一途に 無実の罪で捕まった友を助けるべく奮闘する男の物語。 カッコ良く、勇ましい邦題ではあるが、派手さは抑え、比較的坦々と物語は進行して行く。物語に起伏がない訳ではないのだが、ジャン=ポール・ベルモンド演じる主人公ロッカのクールなキャラクターが、そう思わせるのかも知れない。 ロッカは友人のアデが無実の罪で捕まったと知り、真実を求め、彼の助けとなる為に奮闘する。ロッカの常軌を逸しているかのようにも思える行動力。その源となる情は、通常の友情の度を超えた深みを感じる。それゆえ、規格から外れた危うさをも覚える。 先の読めない、ゴールの見えない展開は見事。静かなるサスペンスは、ひっそりと、しかし着実に恐怖心を煽りながら突き進んで行く。 |
>>HOME >>閉じる |
|||||||||||
★前田有一の超映画批評★ おすすめ映画情報-シネマメモ |
||||||||||||