自分勝手な映画批評
クレイマー、クレイマー クレイマー、クレイマー
1979 アメリカ 105分
監督/ロバート・ベイトン
出演/ダスティン・ホフマン ジャスティン・ヘンリー メリル・ストリープ
仕事第一のテッド(ダスティン・ホフマン)が家に帰ると妻のジョアンナ(メリル・ストリープ)がいきなり別れを告げ出した。最初は冗談かと思っていたが…

言葉では表しきれない親と子の絆を描いたヒューマンドラマ

邦題タイトル表記では名前を連呼しているように感じるが、原題表記は「Kramer vs. Kramer」直訳すれば「クレイマー対クレイマー」であり、本作は両親による一人息子の親権争いの物語である。

父親の奮闘振り、父子の心境・関係の変化に心を動かされる。ダスティン・ホフマンの名演技ももちろんだが、息子役のジャスティン・ヘンリーの演技も素晴らしい。牛乳で作ったヒゲが何とも可愛いらしい。本作で第52回アカデミー賞の作品賞・監督賞・脚色賞・主演男優賞・助演女優賞と受賞しているが、受賞はならなかったが若干8歳のジャスティン・ヘンリーも助演男優賞にノミネートされている。

裁判所の判断が必ずしも当事者にとって良策ではないというのも大きな意味があると思う。


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