自分勝手な映画批評
クイーン クイーン
2006 イギリス/フランス/イタリア 104分
監督/スティーブン・フリアーズ
出演/ヘレン・ミレン マイケル・シーン
1997年、総選挙で労働党が勝利しトニー・ブレア(マイケル・シーン)が新しい首相に任命される。その年の夏の終わり、パリからダイアナ元皇太子妃の事故の一報が入る。

英国王室の実情暴露?

主にダイアナ元皇太子妃の事故死をめぐる英国王室の内部事情を扱った作品。当時のブレア首相を通じて英国王室及びエリザベス2世の存在感・存在意義を表した作品とも言えるのかもしれない。と同時に伝統やマスコミ、更には人の死に対して人としてのありかたを問題提議した作品とも言える。もちろん内部事情が事細かに報道された訳ではないのだろうからフィクションではあるが、エリザベス2世をはじめ王室の人々が1人の人間として描かれているのでリアリティーを感じてしまう。本編中、エリザベス2世自らハンドルを握る車はランドローバーディフェンダーという車でかなり骨太な車らしい。故障箇所を適格に報告する姿に驚く。


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★前田有一の超映画批評★

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