自分勝手な映画批評
マイティ・ハート/愛と絆 マイティ・ハート/愛と絆
2007 アメリカ 108分
監督/マイケル・ウィンターボトム
出演/アンジェリーナ・ジョリー ダン・ファターマン

リアルな臨場感で贈るクライムサスペンス

パキスタンで起きたジャーナリスト誘拐事件の実話を元にしたサスペンス。せわしないシーン展開、また同じシーンでもカットの多さで緊迫感を煽り、まるでドキュメンタリーを見ているように作品は進む。複雑な国際関係、宗教問題等、本作は作り手からの問題提起という意味よりも、残酷で理不尽な現実をリアルに紹介しようというメッセージのように思える。

長引くの事態に疲れ切った妻をアンジェリーナ・ジョリーが演じる。彼女の疲れ切った表情にハリウッド・スターの面影はない。感情をできる限り押さえ付けようとする姿がリアルだ。


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★前田有一の超映画批評★

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