自分勝手な映画批評
ファイト・クラブ ファイト・クラブ
1999 アメリカ 139分
監督/デヴィッド・フィンチャー
出演/エドワード・ノートン ブラッド・ピット ヘレナ・ボナム=カーター

抑えきれないもう一人の自分

解離性同一性障害を扱った作品。人の抱える闇の部分を大々的に取り上げ全体に暗く不快なイメージに覆われる。自分の体を傷つけるマゾヒズム的快感に代表されるように、人の心理のダークな部分の描写が繰り広げらる。そんな中、ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンの言葉がある意味哲学的であり、妙に納得できる部分もあり狂気の世界に引き込まれる。そのブラッド・ピットとエドワード・ノートンのコインの裏表のような対称的な演技で危ういバランスを保つ。


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★前田有一の超映画批評★

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