自分勝手な映画批評
あの頃ペニー・レインと あの頃ペニー・レインと
2000 アメリカ 122分
監督/キャメロン・クロウ
出演/パトリック・フュジット ビリー・クラダップ ケイト・ハドソン
超厳格な母親(フランシス・マクドーマンド)に嫌気がさし、アニタ(ズーイー・デシャネル)は家を飛び出す。弟にベッドの下にレコードを隠してあるのを告げて…

ゴールデン・ゴッドと天敵とバンド・エイド

1973年、ライブツアー中のロックバンドと同行した少年記者、グルーピー達の人間模様を描いた作品。 ロックバンドのツアーなのでセックス・ドラッグの描写はあるにはあるのだが、それほど露骨ではなく、言葉遣いが間違っているが、むしろ健全な感じさえある。

本作は淡い青春映画だ。その印象を決定づけるのは主役の少年ウィリアムを演じるパトリック・フュジットのイノセンスな佇まいだろう。ツアー中の乱痴気騒ぎの中、彼は決して動じない。それどころか彼の無垢な瞳で見つめられれば、なんて馬鹿な事をしているんだろう、と思ってしまうのではないか? それくらい不思議な存在感を醸し出している。彼と意気投合するラッセルも基本的には真面目な男だ。彼らの友情は実に微笑ましいし、ペニー・レインを含めた三角関係もロックスターが当事者とは思えないほど純粋で甘酸っぱくて良い。

ツアーの道中の波乱万丈の中でクスっと笑いのあるシーンのセンスも良し。特にフランシス・マクドーマンド演じるウィリアムの母親の浮いた存在感と天然な面白さは最高だ。

同年代を描いたベルベット・ゴールドマインと見比べるのも面白いだろう。ミック・ジャガーは50を過ぎても腰を振ってるぞ!


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★前田有一の超映画批評★

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